できものには要注意治療の有無

できものは痛いし大きさや色、出る場所によっても治療の内容が違ってきます。まず、顔にポツポツできたらニキビなのかどうか判断する必要があります。白ニキビだと洗顔や保湿で何とかなることもあるからです。しかし、赤い色をして触ることが出来ないくらい痛かったら爪で引っかいたりしないように注意しましょう。

いわゆる「めんちょう」とされる類のものは、手のひらを顔に当てたときにすっぽり入る範囲とも言われているからです。腫れがひどくドキンドキンと脈打つようであれば、ちょっとした傷からでもばい菌が侵入して化膿することもあります。皮膚科では軽い白ニキビにはよく「ダラシンTゲル」が処方されます。一般にクリンダマイシンリン酸エステルゲル1パーセントで知られています。

さらに赤く痛みの伴うようなニキビには「デュアック配合ゲル」なども処方されています。強い薬なので寝る前にポツンと塗布するぐらいが丁度良く、広範囲に塗布するとかぶれることがあります。できものにも種類がありますから、自己判断せず皮膚科など専門の医療機関で治療を受けた方が安心です。同じできものでも顔以外に出るといよいよ心配になってきます。

中耳炎でもないのに耳の穴の入口なども腫れやすい人がいます。黄色い粘液が流れてくる上に発熱を伴うような大きな腫れです。この場合は爪などで傷を付けたというよりは、何かの感染症による突発的な外耳炎ということも考えられます。医療機関での治療には内服薬の抗生剤が処方されることもありますし、さらに通常のニキビ用の塗り薬ではなく、「リンデロン-VG軟膏」などが処方されることがあります。

顔ではないのでランクの低いステロイド剤で治療するものです。いつもと何か違うと思ったらためらわずに専門医に診てもらうことが大事です。

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